ロレックスファンなら、大切な大切な時計に「傷をつけたくない」と誰もが思っていると思います。
何はさておき、どこかにぶつけないことは大前提。ですが、特に厚みのあるモデルほど、「仕事中うっかりデスクにぶつけてしまった」などという経験、ありませんか?
そんな、ハプニング的な傷はしょうがないとしても、普段から傷や汚れをつけないような扱い方は心得ておきたいもの。
なぜなら、一生かけて使い倒すという人は別として、買取に出す場合はいかに状態が良いかが高価買取のカギですから。
傷がついてしまうと、傷を消すために研磨しなければならず、必然的に角がとれて丸みを帯び本来の姿とはかけ離れていきます。カッコ悪いですね。
今回は、よりよい状態を保つためにぜひ習慣にしてほしいロレックスのメンテナンス、【保管】と【手入れ】の方法について書いてみたいと思います。
ロレックスの保管方法
さっそくですが問題です。外した時計はどう置くのが正解でしょうか?
3択です。帰宅したあなたは時計を外します。それをどこに置きますか?
(1)ベルトの留め具をとめ、文字盤を天井に向けて直にテーブルに置く
(2)テーブルの上にタオルを敷き、文字盤を横向きにして置く
(3)箱にしまう
正解は(2)です。これがいちばん傷のつきにくい置き方。
(1)のようにベルトの留め具をとめ、文字盤を天井に向けて直にテーブルに置くと、ベルトの留め具の部分が文字盤のケースの裏にガチャガチャと触れてしまい、気が付いたら小さな傷がいっぱい!という事態になりかねません。
というか、、なります!w
そうならないようにするには、(2)のように横向きに置くこと。
さらに、固いテーブルに触れないようにタオルを敷いてあげれば衝撃をやわらげることができます。
(3)の箱にしまうというのは一見正しそうですが、毎日箱を開け閉めしていれば、箱が傷んでしまいます。
実は箱がキレイな状態であることも高価買取につなげる大切なポイント。箱は購入後、保証書とともに密封できる袋に入れ真空状態で保管するのがベストです。
ロレックスの日常的なお手入れについて
次の問題です。時計の汚れはどう落とす?
これも3択で考えてみましょう。
腕に着用する時計には、汗や汚れやホコリがどうしても付着してしまいます。目には見えない汚れをそのままにしておくと、汚れが固着して取れなくなったり色が変化してしまったり、大変なことに。
では、どうやって汚れを落とせば良いのでしょう?
(1)布でふき取る
(2)洗濯機で洗う
(3)石鹸で水洗いする
(1)では汚れは拭いきれないし、いくら過酷な状況にも耐えうる性能に優れた時計だとしても(2)の洗濯機で洗うのは破壊行為です!!
というわけで正解は(3)。
お手入れする際の注意点
洗浄で使用する石鹸は、特別なものでなくても普通のハンドソープでOK。隅々まで洗って、泡が残らないよう水でよく流し、最後に水をよく拭き取りましょう。
このとき、水をよく飛ばさないとサビの原因になってしまいます。ブロアーなどを使って空気で水分をすべて飛ばしてください。
ちなみに、洗浄は週2回くらいのペースをおすすめします。
定期的なプロのメンテナンスがオススメ
置き方も洗い方も簡単にトライできることですが、「週2回の手入れが面倒くさい」や、「自分で洗うのが怖い」という方は、ロレックス・マルシェへお任せ下さい。
【時計洗浄(汚れ落とし)】(1回500円)
1回の所要時間は15〜20分程度でお手入れ代行を行ないます。
【磨き(キズ取り)・仕上げ】(5000円〜)
基本的にどのメーカーの時計でも行いますので、お気軽にご相談ください。
オーバーホールもロレックス・マルシェへお任せ下さい
ロレックス・マルシェでは、時計のオーバーホールも行っています。
【分解掃除】
オイスターケースの内部まで、いちどすべてのパーツを分解、洗浄、調整、注油、組み立て、点検などして時計のフルメンテナンスを行います。
これを行うことで長く良い状態で使い続けることができます。
少しでも「動きが気になる」「文字盤の汚れが目立つ」「細かいキズがついている」など気になることがあればすぐにマルシェにお問い合わせください。
期間: 数週間かかります。
費用: メーカーやモデルによってマチマチです。お見積は無料ですので、一度ご来店頂ければと思います。
【内部部品の交換】
ある日突然時計の針が止まった…という緊急事態にもすぐに対応します。たとえば防水だからといってジャブジャブ水につける生活をしているうえ、手入れもせずにいると、知らないうちに内部の部品がサビてしまっていることも。
使えなくなった部品を交換すれば、もと通りにまた動き出します。
こちらも費用は、メーカーやモデル、部品によって異なりますので、一度ご来店下さい。
【バネ棒交換】
バネ棒くらい自分で付け替えられる…と思っていたら大間違い!ロレックスの凄さは細部までこだわっているところなんです。
バネ棒ひとつで正規品かどうか見分けられます。
とはいえ毎日つけたりはずしたりする時計ですから汚れやサビが付きやすい部分でもあります。そんなときにも手間を惜しまずぜひマルシェで交換を!
費用: 2,000円~(1本1,000円前後)
※【ミドルケース交換】【裏ブタ交換】は現在当店では行っていません。