アクセサリーを買うとき、「買うなら金かプラチナがいいよ」というアドバイスをされたことはありませんか? そうしたアドバイスを行ってくれる人は、実はとても親切な方かもしれません。
なぜなら、【金】と【プラチナ】は、時代によって価値が下がることがなく、必要なときに必ず!確実に!! ある程度のお金に変えられるものだからです。
このふたつは、買取・質入れ界における高価買取アイテムのツートップ。ではなぜ【金】【プラチナ】は確実にお金に変えられるのか? というお話を今回はしてみたいと思います。
そもそも金・プラチナってどんなものなの?
【金】は学生時代に“すいへいりーべ~”…と覚えたあの元素記号では「Au」と書く金属元素。まぶしいくらいの輝きがあり、重たくて、それでいて柔らかく形を変えやすい。金属のなかでは最も薄く伸ばすことができます。それが金箔です。
【金】は「人類が装飾品として使った最古の金属」と言もわれています。
そのほかに、人類が遥か昔から使っていた金属として思い浮かぶものに【鉄】がありますが、【鉄】は精錬が必要(つまり取り出す手間が必要)なのに比べ、金は単体で採取できたため精錬の手間が必要ありませんでした。そのため加工も手軽で、装飾品だけではなく、貨幣にも使われてきたのです。
「人類が装飾品として使った最古の金属」というと、きらびやかなエジプトの宝物が思い浮かびますが、エジプトでは紀元前2600年頃から【金】についての記述が見られるそうです。
【金】について詳しくはWikipediaをご覧ください。
ちなみに、日本が「黄金の国」と呼ばれたのは、マルコ・ポーロが金をたくさん使ってできた「中尊寺金色堂」を見てそういったからだとか?!
参考:Yahoo!知恵袋「マルコポーロが日本を黄金の国と名付けたのはどうしてでしょうか」より
一方、【プラチナ】とは【白金】のこと。元素記号は「Pt」。銀色に見えますが、それよりも白く美しい輝きをしています。
プラチナも金と同じく、紀元前から装飾品に使われていたと言われていますが、それ以上に化学や工業分野での利用もさかんで、自動車の排気ガスを浄化する触媒としてや、化合物の一部として抗がん剤などにも使われています。
【プラチナ(白金)】について詳しくはWikipediaをご覧ください。
金やプラチナはなぜ価値があるのか?
そんな【金】や【プラチナ】ですが、なぜ価値があるのか?というと「美しいから」だけではありません。美しいもので、誰もが欲しがるならどんどん採掘しちゃえばいいわけですよね?!
ところが【金】は地球が始まってからこれまでにわずか約18万3,600トン(オリンピックの公式プール約3.8杯分!)しか採掘されていなくて、いまも地球のどこかに眠っている【金】はわずか約5万6000トン程度だと言われているとか。しかもそのほとんどが採掘できない場所にあるらしく・・・。
【プラチナ】はさらに少なく、採掘されているのはこれまでにわずか約7000トン。そもそも【プラチナ】は隕石の衝突によって生まれたものだとか、その誕生の謎はノーベル賞を受賞したようなスゴい研究によって解明が進んでいます。
つまり! 【金】も【プラチナ】も、どちらも限りある希少な資源なのです。
「ゴールドカード」「プラチナチケット」など、貴重で価値の高いものに「ゴールド」や「プラチナ」という言葉をつける意味がよくわかりますね。
金・プラチナの買取価格が変動する理由とは?
それでは、【金】と【プラチナ】の価値がよくわかったところで、続いて価格について見ていきましょう。
金・プラチナの価格はどうやって決まるのか?
【金】と【プラチナ】の買取価格は毎日変わります。
それは、どちらも世界の市場(マーケット)で取引されているからで、その取引価格から1gあたりの日本の「相場価格」が算出されているのです。
ということは、円高、円安の為替相場にも左右されるので、円安になれば値上がりするし、円高になると値下がりすることになります。
市場で取引されている以上、需要によっても価格は変動してきます。たとえば「金が手に入らなくなる」となれば、希少性から値上がりするし、逆に「手に入りやすくなった」場合は価格が下がっていきます。
とはいえ、世界の経済や社会情勢に変化がない限り、日々の変化は驚くほど大きくありません。むしろ「安定している」と言えるので、いつ買取や質入れに出しても、確実にある程度のお金に変えられるというわけなのです。
チャートやグラフで見る近年の金・プラチナの価格変動
参考までに、実際どのくらいの価格変動があるのかご紹介しましょう。
金の価格推移
昨年5年間の金の価格推移を見てみると、5年前の2013年1月は平均4828円/1g、最新の2018年2月は平均4675円/1g。
この5年間で最も月平均が低かったのは2013年12月の4122円/1gで、逆に最も高かったのは2013年2月の4910円/1gと、差は約800円程度。それ以上の変動はありません。
日々細かな変動はあるものの、【金】は急激な価格変動はなく、安定していると言えます。
プラチナの価格推移
今度は過去5年間のプラチナの価格推移を見てみると、2013年1月は平均4831円/1g、最新の2018年2月は3537円/1gで約1300円ほど金額に開きがありますね。
最も月平均が低かった2016年10月の3306円/1gと最も高かった2013年5月の5104円/1gでは約1800円も差があり、金に比べて若干変動は大きいようです。
金・プラチナはいま「資産」として注目されています
これを見極めて【金】や【プラチナ】を資産運用に利用している人も増えています。つまり、安いときに買った金やプラチナを、高値のときにお金に変えたり、安いときに多めに購入しておいて資産を増やしたり。
冒頭で、アクセサリーを買うとき「買うなら金かプラチナがいいよ」というアドバイスをされたことはありませんか?と言ったのはこれなんです!
指輪やネックレスなど、アクセサリーとしてでも【金】や【プラチナ】を持っていたら、その重さ×相場が確実にお金になるのです。
つまり【金】や【プラチナ】のアクセサリーは「資産」そのものなのです。
金・プラチナを高値で買い取ってもらう秘訣
さて、そんな【金】【プラチナ】の貴金属の高価買取・高価質入れの秘訣ですが、ブランド品のバッグや時計などが「美品」であるほど高価なのと違って、貴金属は1gあたりの相場で金額を算出します。
そのため【金】や【プラチナ】は汚れや傷があっても金額に影響しません。ずっと指にはめていたので細かい傷がついていようが、汚れていようが【金】は【金】!【 プラチナ】は【プラチナ】!!そうした意味でも【金】や【プラチナ】は確実に買取・質利用がしやすい商品なんです。
ただしひとつだけ例外があります。それは、ブランド品の金やプラチナアクセサリーである場合。
その場合、買取や質流れ後にそのまま店頭販売できますので、ブランド品のバッグや時計同様、「美品」であることが高価買取・高価質入れの条件となります。
【金】や【プラチナ】であっても、ブランド品の場合は傷や汚れをキレイにしてからお持ちいただくことをおすすめします。
しっかりとレートを把握して高値の時に売る!
さらに、【金】【プラチナ】は価格変動は少なく安定しているとはいえ、ちょっとの差で高値になるもの。
たとえば5gの金の指輪を、(A)相場4725円 /1gのときと(B)相場4525円/1gのときでそれぞれ買取に出した場合。
A)5g×4725円=2万3625円
B)5g×4525円=2万2625円
ほんの少しの差で1000円違ってきます。 このレート、実はマルシェのホームページトップで表示して、毎日更新しています。
金の買取相場・プラチナの買取相場はこちらから→https://rolex-marche.jp/
この相場を元に、マルシェでは日々、金・プラチナの高価買取・高価質入れを承っておりますので、買取の際はぜひご活用ください!
ちなみに金の「K24」は100%の純金、「K18」は75%の18金と呼ばれるもの。プラチナの「Pt1000」はプラチナ100%、「Pt850」はプラチナ85%のことです。
まとめ
【金】も【プラチナ】も、採掘面からみた希少性が高く、それだけに需要が常に高いこと。これが金とプラチナが確実に高価買取・高価質入れできる理由です。
そして資産としても注目されているこの貴金属、買取に出すなら日々の相場の変動を見てお持ちいただくことがおすすめです。
身のまわりに眠っている【金】【プラチナ】の貴金属があれば、「いざ」というときに必ずお金に変えられますので、ぜひ大切にしてくださいね。