ダイヤモンドは、宝石の中でも特別高価なイメージがありますよね。簡単には手が出せない、けれど「給料3か月分」というだけあって婚約指輪にダイヤモンドをあしらったものを選ぶ人も多く、身近な宝石であるというのもまた事実。
高価だけど手元にある確率が多い・・・ということは、高価買取のチャンス?!
さてダイヤモンドって実際どれくらいの価値があるのでしょう?買取には出せるの?など、今日はこうしたダイヤモンドの買取に関する疑問にお応えしたいと思います!
ダイヤモンドはなぜ価値があるのか?
金やプラチナは、1gあたりの日々の相場が決まっています。
しかし、ダイヤモンドをはじめルビーやエメラルドなどの【宝石】には相場がなく、それらは【品質】によって値段が決められています。
この【品質】についてはのちほど詳しくお話ししますが、そもそも、なぜ多くの方々がダイヤモンドに魅力を感じるのでしょう?
それはいうまでもなく「美しいから!」そして、「貴重であること」も大きな理由といえるでしょう。
レオナルド・ディカプリオ主演の『ブラッド・ダイアモンド』という映画にも描かれていますが、原産地のひとつアフリカ大陸ではダイヤモンドが紛争の火種にもなったことがあり、ダイヤモンドとはそれほどまでに世界中の人々を虜にしています。
ダイヤモンドは貴重!だから価値があります
「貴重であること」というのは、ダイヤモンドの価格に大きく影響しています。
そもそもダイヤモンドは、どこでも掘れば出てくる宝石ではありません。
ダイヤモンドが初めて見つかったのはインドで、もともとは「インド石」と呼ばれていたそうです。18世紀以降になると、ブラジルやアフリカでも鉱脈が発見され、とくに南アフリカは20世紀頃に世界一の産出国となりました。
ちなみに現在の世界一はロシアで4190万カラット(約8トン) / 2015年。ロシアではまだまだ、巨大な隕石が地球にぶつかった跡に、膨大な量のダイヤが眠っているとか、いないとか?!
産出国が限られているうえ、硬いダイヤは掘るのも大変。掘削は大がかりで莫大な費用もかかります。・・・というわけで、この貴重さゆえに高値で取引されているというわけなのです。
また遡ること19世紀末、ダイヤの流通を独占したデビアス社の戦略によって価値がつりあげられたというのも背景の一つだといえるようです。
デビアス社は南アフリカの鉱山を買い占めて、生産者組合、貿易会社、販売機構までたちあげ、購入したい人には資格を保有させました。しかもその売り方が大胆! ダイヤの原石が入った袋をぽんっと渡し、全部(高値で)買うか、あるいは買わないかの選択しかできなかったとか。
さらにデビアス社は、ダイヤは王室や著名人など上流階級の人が身につけるものというイメージ戦略を打ったので、とびきり高価なイメージが定着したのでした。
そういった背景もありつつ、やはりダイヤモンドそのものの「価値」の重きは【品質】に置かれています。その価値、どうやってはかっているのでしょう?
実は、ダイヤの価値を決める基準に【4C】というものがあります。ご存知ですか?
ダイヤモンド査定基準の4C
【4C】とは、Cut(カットの形)、Color(色)、Clarity(透明度)、Carat(石の重さ)。すべて頭文字がCなので【4C】。この4点を見極めて、ダイヤモンドの価値は決まるのです。
1)Cut:カットの形
ダイヤモンドは、いくつも面が出るようにカットされています。これは、研磨面の大きさと角度のバランスによって輝きが生まれるため。
原石の大きさをできるだけ損なわずに効率よくカットしたいので、カットの方法は何十種類も存在しますが、左右対称で形が整っているものが美しいとされています。
さらに、カットの美しさの基準となるグレードも決められていて、良いものから順に[EXCELLENT(最上)→ VERY GOOD(とても良い)→ GOOD(良い)→ FAIR(まあまあ→ POOR(残念)]という5段階の等級が定められています。
2)Color:色
ダイヤの色は?と聞かれたら「透明」と言うと思いますが、透明度もいろいろ。
誰もが「青」と答える海の色と同じで、ダイヤにも無色透明なものから黄色味が濃いものまで、アルファベットのDからZまでの段階に分類されます。
またこれとは別に、前述の映画『ブラッド・ダイアモンド』に出てくる「ピンクダイヤ」や、映画『タイタニック』でヒロインが身につけている「ブルーダイヤ」など、はっきりとした色を持つ「ファンシーカラー」と呼ばれる天然ダイヤモンドもあります。紫、緑、オレンジ、黄色など想像しうるほとんどの色のファンシーダイヤがあるとか。
D~G → 無色
G~J → ほぼ無色
K~M → わずかに黄がかっている
N~R → 非常に薄い黄色
S~Z → 薄い黄色
3)Clarity:透明度
次に、透明度。
ダイヤモンドは炭素の結晶体です。なかには結晶化しないままの炭素が不純物としてまじっていることもあります。それらに傷がついていることも。
当然、不純物や傷がない、つまり透明度の高いものほど価値が高く、ルーペなどで見極め「透明度が高い→低い」順に11段階のグレードに分けられます。
FL → 表面に傷がなく不純物も含まれていない
IF → 不純物が見あたらない
VVS1 / VVS2 → 10倍に拡大したときに不純物の発見が困難
VS1 / VS2 → 10倍に拡大したときに不純物の発見はやや困難
SI1 / SI2 → 10倍に拡大したときに不純物が見つかるが肉眼では困難
I1 / I2 / I3 → 肉眼で不純物が見つかる
4)Carat:石の重さ
[カラット]という言葉はよく耳にしますよね。一般的にはこれがいちばん身近な基準でしょう。
カラットとは、ダイヤモンドの重さをあらわす単位。1カラット=0.2gです。
ダイヤモンドが最初に見つかったのはインドだと言いましたが、インド人がダイヤモンドをはかるときに豆(カロブ)を使っていて、その豆が0.2gだったからなんです。
ちなみにこれ、紀元前のお話し!そんなに古くからダイヤは人々を魅了してきたんですね。
カラットが大きいほど値段も高い。ちなみに、、これまでに見つかっている最も大きなものは555.55カラットの黒いダイヤ。555.55×0.2=111.11gです。大きい・・・!
ダイヤモンド買取の査定方法
宝石の買取店には良し悪しを見極める目利きのスタッフがいて、ほとんどの場合、米国宝石学会(GIA)の定めた4Cの基準によって査定を行なっています。
さらに、見極めが難しい場合は、慎重に鑑定するための鑑定機関というものもあります。
ですが4Cという基準はありながら、やはり一つひとつの輝きが違い、美しさも違うのがダイヤモンド。4Cに基づいた査定額に、鑑定士の目利きでさらに金額がプラスされることもあります。
ダイヤモンドであればどんな状態でも買取可能です
ダイヤはダイヤ! 次のようなどんな状態でも買取可能です。
古くても、買取OK
4Cによって決まるダイヤモンドの価値。したがって、昔買ったものも最近買ったものもかわりなく【4C】が査定基準となりますので、年代が古いダイヤモンドでも査定額に影響はありません。
遺品整理の際などに古いダイヤが見つかり、査定に来られる方もいらっしゃいます。
石のみでも買取OK
ダイヤモンドそのものを評価するわけですから、リングやチェーンなどの土台がなくてももちろん大丈夫です。
土台の部分が金やプラチナでできていた場合は、金・プラチナの相場によってさらに査定額が高くなる可能性はあります。
小粒でも、買取OK
重さの単位であるカラットの最小単位は0.15カラットが目安。つまり0.03gと非常に小粒です。
ただし、小粒でもダイヤはダイヤ!!小さな石でもきちんと査定額がつきます。
付属品・鑑定書がなくても、買取OK
4Cでも決められているように、傷や不純物があってもグレードが下がるだけでしっかりと買取することができます。
長年使用していれば、キズのひとつやふたつは付くでしょう!あるいは大きな石をお持ちで割れてしまったという方も稀にいるしれませんね。
ダイヤモンドは最も硬い宝石なので割れることはほとんどないはずですが。割れてしまっても「カラット」がかわるだけ。ありのまま、基準によってしっかり査定できます。
結婚指輪(ネーム入り)でも、買取OK
石がついている土台の部分は、研磨したり溶かしたり、リメイクして使うことができます。なので、名前やメッセージが刻まれていてもまったく問題ありません!
時計などの宝飾品でも、買取OK
アクセサリーだけではなくて、時計やキーホルダーなど、いろんなものにダイヤがあしらわれていますね。
それらの商品は、ダイヤの価値に商品の価値をプラスした最低額をお出しします。
大分で質・マルシェがダイヤモンドを高価買取できる理由
マルシェにも、鑑定経験豊富で勉強熱心な鑑定師が在籍しています。そもそも、マルシェは買取だけではなく質の受け入れも行なっているため、良い品物を鑑定する機会も多いんです。そのため、査定額には自信アリです!
お店のある場所が、物価が安く人件費も抑えられる地方だというのも高価買取できる理由。マルシェは、地域の皆さまのお役に立てる「地域一番店」を目指しています。
さらに、マルシェではお客さまの目の前で鑑定をさせていただくので、コミュニケーションをとりながら、「もうちょっとなんとかなりませんか?!」のお声に応える努力もさせていただいております!
まとめ
もう使わなくなったアクセサリーや親の形見、婚約指輪など、高価だけど意外と身近にあるのが「ダイヤモンド」。アクセサリー、宝石のなかでも最も高価買取が期待できるアイテムです。
その状態が良くても悪くても、ダイヤはダイヤ!きちんとお金にかえられるアイテムなので、迷わずぜひ査定にお持ちください。
マルシェでは、査定は無料で行っていますので、お気軽にご来店くださいね。