マルシェの男性スタッフは、「女性にシルバーのアクセサリーを贈る男には愛情がない!」と申しております(笑)。
その心はというと・・・シルバーは、いくらデザインが可愛くても綺麗でも、素材に対する価値がないに等しい。でも、金やプラチナのアクセサリーなら、素材自体に永遠の価値があって、「売ればお金に変えられる」からだと。
なるほど、先々の未来まで考えてくれてるワケですね。確かに、奥深〜い愛情を感じます(笑)。
というわけで、今回はいかに【金】や【プラチナ】の贈り物に価値があるかというお話。
プラチナ・金・シルバーそれぞれの特徴と魅力
まずは、それぞれの素材の特徴を見てみましょう。
プラチナの特徴と魅力
【プラチナ】とは白金のこと。パッと見た目はシルバーと同じ銀色に見えるかもしれませんが、それよりも白く美しい輝きをしています。
【プラチナ】の魅力は、なんといってもその高貴な輝き!稀少性も高く、金の数十倍という説もあります。
また、アクセサリーとしてだけではなく化学や工業分野での利用もさかんで、自動車の排気ガスを浄化する触媒として、または化合物の一部として抗がん剤などにも使われています。
金の特徴と魅力
誰もが憧れる、まぶしいくらいの輝きを放つのが【金】。
【金】は「人類が装飾品として使った最古の金属」と言もわれています。金は、精錬せずにそれだけで加工ができたので、人類の歴史上、装飾品や貨幣にもさかんに使われてきたのです。
誰もが憧れる、まぶしいくらいの輝きを放つのが【金】。重たくて、それでいて柔らかく形を変えやすい。金属のなかで最も薄く伸ばすこともできます。金メダル、金賞、ゴールドカード・・・「いちばん」を表すものの代名詞にもなっていますね。
シルバーの特徴と魅力
金と同じく、【シルバー】、つまり銀も古来から装飾品や貨幣に使われてきた金属のひとつです。
【プラチナ】のほうが白く高貴な輝きとはいえ、【シルバー】だってしっかりと強く輝く美しい金属。なんでも、人の目が光として感じられる「反射率」というものが、全金属のなかでいちばん大きいとか。
ところが、【シルバー】には【金】と【プラチナ】にはないデメリットがあるのです。
それが、変色をするということ。実は、銀には化学反応を起こしやすい性質があります。空気にふれるだけで、硫化水素や二酸化硫黄という成分と反応して、黒っぽくなってしまうんです。(黒ずみは磨けば、また元どおりの輝きを取り戻せます。)
特に、硫黄の強い温泉に【シルバー】のアクセサリーを着けたまま入ると、変色してしまうというのは有名な話。マルシェのお店がある大分県の、おんせん県民の方々にはおなじみの現象ですね・・・。
そして【シルバー】は、【金】や【プラチナ】に比べて生産量が多いため、比較的安価で購入できます。(昔は【金】よりも産出量が少なく、高価な時代もあったらしいのですが。)
金と同じく、【シルバー】つまり銀も古来から装飾品や貨幣に使われてきた金属のひとつです。【プラチナ】のほうが白く高貴な輝きとはいえ、【シルバー】だってしっかりと強く輝く美しい金属。なんでも、【シルバー】は人の目が光として感じられる「反射率」というものが、全金属のなかでいちばん大きいとか。
見た目?価値?基準によって変わるプレゼント選び
ご説明したとおり、【プラチナ】、【金】、【シルバー】にはそれぞれの特徴や魅力があります。これらを知っておけば、プレゼントや贈り物にアクセサリーを選ぶときも、より相手にふさわしいものが見つかりそうですね。
上手なアクセサリーの贈り方をするために、次の点を意識してみませんか?
◎プレゼントは年齢によって素材を選ぶ
【シルバー】は、【金】や【プラチナ】に比べて価格が安いのが特徴です。そのため、【シルバー】のアクセサリーは10代や20代でも着けることができ、30代以上の人に贈るとややチープな印象を与えてしまいます。
身につけるアクセサリー=その人の価値というイメージがあるので、贈る相手によっては、せっかくプレゼントしたのにガッカリされることもあるかもしれません。
年齢が高くなるにつれて、【シルバー】→【プラチナ】→【金】へと素材を昇格させると良いのではないでしょうか。
◎プレゼントはデザインによって素材を選ぶ
若い頃は、どんな色のどんな形の洋服を着ても似合うので、アクセサリーも可愛らしいデザインが好まれます。パッと目を引くような大きなトップがついたネックレスも好印象。ハートや星の形もよく似合います。
ところが、30代に近づき落ち着いた雰囲気を帯びてくると、シンプルなデザインが好まれるようになります。
たとえば華奢なチェーンに一粒だけダイヤなどの宝石がついているような・・・。あるいはもっと歳を重ねると、大きめなデザインでも洗練されたものや、色のついた大きめの宝石が似合うようにもなります。
ただし、勘違いしていただきたくないのが、【シルバー】にも価値はあるということ!
シルバーアクセサリーにも、年齢や性別を問わず身につけやすい、派手じゃないのでさりげなくお洒落できるし重ね付けもしやすい、比較的安く購入できるなどメリットはたくさんあります。十分に魅力的な素材です。
プレゼントに【金】・【プラチナ】をおすすめする理由
・・・という前置きをしたうえで、質屋目線で考えたおすすめアクセサリーのお話!
なぜマルシェの男性スタッフたちが【金】や【プラチナ】を贈り物に選ぶのか、その理由を探ってみましょう!!
毎日、毎日、貴金属の買取相場をチェックしている質屋のスタッフだからこそ言えること! それは、アクセサリーをプレゼントするなら素材は断然【金】か【プラチナ】にすべき!ということです。
そのメリットを2つ挙げてみました。
メリット1:いつでも間違いなくお金になる
過去5年間の金の価格推移は、5年前の2013年1月は平均4828円/1g、直近の2018年2月は平均4675円/1g。この5年間で最も月平均が低かったのは2013年12月の4122円/1gで、逆に最も高かったのは2013年2月の4910円/1gと、差は約800円程度。それ以上の変動はありません。
日々細かな変動はあるものの、金やプラチナには急激な価格変動はなく、安定していると言えます。だからこそ!「いつでも間違いなくお金になる」のが【金】、【プラチナ】という素材なのです。
ちなみに、いまから20年ほど前、24金の相場が1g=1000円を割ったときがありました。もしそのときに購入した24金をお持ちであれば、現在の相場が1g=4500円~5000円ですから、当時の4~5倍くらいの値段がつく可能性もあります。
金やプラチナの価値を決めるのは、見た目の美しさや状態ではなく「重さ」。たとえ刻印が入っていようと、流行遅れのデザインだろうと関係なくお金に変えることができます。
メリット2:永遠に輝き続ける
【シルバー】のように硫化することがないので、【金】や【プラチナ】はどんなに時間が経っても輝きを失うことはありません。
もちろん、始末が悪ければ汚れのひとつくらいつきますが、布で簡単に拭き取ればいい程度。永遠の輝き=永遠の愛ともなる最高のプレゼントになりそうですね。
まとめ
永遠の輝きと永遠の価値を約束された金やプラチナには、【資産】としての価値があるのです。
バブリーな時代のように、多くの人が湯水のようにお金が使えるわけではない時代。いかにこの資産を残すかが今、問われています。
マンションや土地などの不動産を買うとか、投資をするとかいうハードルの高いことではなく、アクセサリーなら購入したりプレゼントする機会も多く、身近に「資産」をつくれるチャンスです。
【金】や【プラチナ】のアクセサリーがあれば、買取や質入れを検討するときにも、必ず高価に変えられる強い味方です! アクセサリー選びの際にはぜひ、【金】や【プラチナ】に「価値」という愛をプラスして、プレゼントしてください!